介護職の仕事に向いている人の特徴

介護の仕事は、自分の適性を知ることも大切です。つまり、介護度合いの違う高齢者と直に近く携わる仕事なので、専門的な知識が必要なことはもちろん、生死に関わる現場である以上、その人の性格の不向きはあります。

大きく分けて、精神的なものと体力的な面が特徴的です。まず、精神的な面でいえば、性格が明るく思いやりや気配りがあることが大切です。実際の現場としては、さまざまな場所がありますが、どの施設でも対人関係が主となる職場です。また、利用者だけではなく、その家族またスタッフ同士との連携もとても重要となります。よって、常に複数の人とコミュニケーションを密に取る必要があるので、一人でもくもく作業が好きな人には向かないといえます。

また、コミュニケーションの中でも、高齢者に対する細やかな気配りや、年長者に対しての言葉遣いに注意をしなければなりません。決して自尊心を傷つけるような言動をとってはいけないのです。また、明るい笑顔で元気に働くことが非常に大切です。そして、人と接する仕事の性質上、相手のマイナスな感情にも直面しなければならず、利用者の体調不良からくる不機嫌にも出会うことがあります。そのような時に、気持ちを切り替え、立て直す強いメンタルが保てるかも、大変大事になってきます。

さらに、体が健康で体力があるという要素も必要です。精神面だけではなく、実際に高齢者の介助や援助をする場合、体力が必要になります。健康に自信があるだけではなく、健康の自己管理もできなければいけません。最後に、利用者の生命に関わる職場であるということを念頭に、責任感を持って行う必要があります。